忘れてはいけないこと

火曜日の夜10:00、NHKの「プロフェッショナル」をときどき見ます。

この間、何気なくテレビをつけたらちょうどその時間で、この日はインテリアデザイナーの片山正通さんが取り上げられていました。思わず魅入ってしまいました。

私がフリーランスになって間もない頃…、雑誌の取材でお話をうかがったことがあります。たしか、、空間デザイナーが手がけたお店の特集か何かだったと思います。私よりずっと若いのにすごくしっかりしている編集担当のピヨコさんと、私で、彼が手がけたお店に行ったんだったか、事務所にお邪魔したんだか。

すごいお仕事をたくさんしている人なのに、威圧感、大物感が全然なくて、すごく自然体な雰囲気だったのを覚えています。正直、空間デザイナーさんが手がけるようなお店は私にとっては「管轄外」。変なことを言って機嫌を損ねられたらどうしよう…とすごくビクビクしていたのですが、ピヨコさんがうまく質問のリードをしてくれて、なんとかなったような(…ダメダメライターだったんですね。いや、今もダメダメですが)。

テレビの中の片山氏は、そのときよりも多少恰幅がよくなり、多くの仕事を成功させて風格も出てきていたような。でも…、おそらく以前も今も変わらずに、真摯に仕事に向き合っているのが伝わってきました。その中で「自信がないから考え続ける」というフレーズがあって、すごく驚きました。あんなに成功を重ねているのに、たくさんの人から信頼され、求められている人なのに。

私は自分の仕事に自信のない人間で…、だから120%の力を出し切る。120%出し切って、ようやく人並みなんじゃないか。…というスタンスで仕事をしていたのだけど、最近はその不安を押し込めるすべを身につけてしまったような気がします。そうやって仕事をこなしてきたけれど、でも、それじゃやっぱりいけないのかもしれない。

いつも全力疾走では、そりゃー力つきてしまうけど、せめて目の前にある仕事に真摯に向き合い、出来上がったものを自信をもって人に勧められるような人間になりたいな。思い出とともに、大切なものを思い出しました。
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Commented by えみ丸 at 2009-11-26 16:28 x
私は、どんな仕事でもプロ!と感じる働き方している人は尊敬します
でも、確かに120%の力では生涯続かずに一時の人になるかもしれませんね

私が彫刻していた頃、いつも良い物が作りたくていましたが、今の私の力ではここまでと言う物が作れた時には満足感がありました
一生懸命だから良くなると言うものではなく、力の入れ方って難しいですね
Commented by 常吉 at 2009-11-26 18:54 x
うん、ニシさんは今があぶらの乗り切った歳。人生旬ってものがあって、今は120%の力を出していいんじゃない?そうしておけばそれが蓄積になってきっと帰ってきますよ。
Commented by WrittenbyKaoruF at 2009-11-26 23:47
ちょうど先日、かつて一時代を築いた雑誌プロデューサーの方の
お話を伺い、私はまだまだ努力してないなと
自覚したところでした。
自信というのはなかなかついてこないんだけれど
何もないところから創り上げて形にしているという誇りは
持ち続けたいなと思っております。
Commented by ニシ at 2009-11-27 01:12 x
>えみ丸さん
ごぶさたしています。
力の入れ方…そうですね。
一生懸命作っても、空回りしてしまうこともあるし、、
自信を持って出したものが思ったより評価を受けないこともあります。

>常吉さん
はい、がんばったものは絶対に無駄にならないですよね。
独立当初に120%で走ってきたものが、今帰ってきているのかな…なんて思うことがあります(笑)。さらに蓄積できるよう…もうひとがんばりしますか。

>Kaoruさん
成功している人の話を聞くと、やはり違うなぁ…と思います。
全部をまねするのは無理にしても、自分に足りないものを取り入れたいと思うのは、大切なことですよね。
私にとっては、Kaoruさんの仕事ぶりも、とても魅力的です。
いろいろと学ばせていただきたいです…。
by toshizo-Ni | 2009-11-26 13:20 | 日々のつれづれ。 | Comments(4)