鬼門・谷川岳中央稜

7月連休明けの土曜日、谷川岳にいってきました。

とある山岳団体の研修会でした。本当は土曜日に登攀研修、日曜日に救助訓練だったのですが、日曜日に予定があり、土曜日のみ日帰りで参加しました。金曜日の夜に東京を出発し、土曜日は朝から岩へ。総勢10名を2人ずつ5パーティーにわけ、登攀を楽しんだのです。私は、T先輩と衝立岩中央稜へ。中央稜は、私たちと、H川さん父子が取り付きました。

朝から暑く、しかも寝不足で(夜中に着いて宴会とかするからだよ…)、のっけからバテバテになります。フィックスロープがガチガチに張ってあったはずのテールリッジは、ロープがほとんど撤去されていました。とほほ。靴が妙にすべる気がして、ビビりまくりです。くすん。それでもヨタヨタしながら取り付きへ。

今回は基本的にT先輩にリードしていただき、Ⅲ級程度の簡単なところのみリードで登らせてもらいました。ありがたや。T先輩や後続のH川さんにアドバイスを受けながら、快調にサクサクと登っていきます。気持ちいい!この日、岩場は私たちの貸切状態。南稜を登っている仲間たち、中央カンテを登っている仲間たちと、ときどき手を振り合ったり、「オーイ!」と叫んだり。楽しくて仕方ない。幸せ過ぎ。

が、最後の最後にやっちまいました。
最終ピッチ、Ⅱ〜Ⅲ級ときいて、リードで登らせてもらったのですが、痛恨のルートミス。登り始め、「前はこっちを登ったよ」と先輩が指したルートが垂直で難しそうに見えて、目の前の階段状に見えるルートに取り付いてしまいました。…が。階段状だったのは初めだけ。どんどんホールドが細かく嫌らしい感じに。上部に来て、これはさすがに不味かろう…と思っても、体を預けられそうな支点がありません。。おええ、ヤバすぎるー。…H川さんが助けにきてくれました。岩場の上部に来てくださり、ロープを投げてもらい、上でビレイをしてもらって登りました。うわーん。助かった。無事でよかった、自分!

貸切だったので、同ルートを懸垂で下りて取り付きにたどりつき、ドキドキしながらテールリッジを下り、滑る滑ると泣きながら雪渓を下り。…そして最後の最後にまたまたやっちまいました。雪渓から夏道に入るところ、雪渓がずいぶん薄くなってるな、慎重にいかなきゃな…とヨタヨタ歩いていたら、雪渓崩落!ひぃ!…崩落といっても、それほどの高さはなく、沢も浅瀬だったのでびっくりしただけで(笑)ことなきを得ました。同行者に心配をかけ、迷惑をかけつつも、なんとか無事下山。よかったです。

中央稜は、一昨年の7月にも登っています。そのときは6ピッチ目ぐらいで雨に降られ、泣きながら同ルートを懸垂で下り、濡れたテールリッジを下ったんだった。今回は雨にも降られず、登攀も快調だったのに、結局いろいろトラブル。…中央稜は鬼門かもしれませぬ。

それでも(研修とはいえ)岩登りは楽しかったな。でもでももっと登れるようになりたいな。Ⅳ級ぐらいのルートは当たり前のようにトップで登れるようにならないと、たぶん面白くないもの。精進しよう、そうしよう。そして、これからはハーケンとハンマーを必ず持って行く!…そんなわけで、おつかれさまでした。ありがとうございました。
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Commented by 常吉 at 2011-07-27 08:09 x
お疲れさまでした。
アルパインは総合力ですからねぇ。でもだからこそ楽しいし、達成感とかやりがいがあるってもんですよね。

テールリッジの残置ロープなくなっちゃったんですか。怖いなぁ。だったらあそこはロープ出した方が。

ところでH川さんて、あの廣Kさん?

Commented by ニシ at 2011-07-27 09:31 x
>常吉さん
アルパインは総合力…本当にそのとおりですよね。
そして、岩を登っているときの心がチリチリする感じ、
たまらないです。
テールリッジの残置ロープ、いくらか残ってはいるのですが、すだれのようにはりめぐらされていたのとはほど遠い感じでした。登りはロープ出してもらいました。

…で、ご名答。そのとおりです。
by toshizo-Ni | 2011-07-26 23:13 | 山や岩のこと。 | Comments(2)