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はじまりの沢:逆川

10月最初の土曜日、奥多摩で沢登りをしてきました。

行き先は川乗谷の支流、逆川です。所属する会のK先輩と一緒にいってきました。

実は、初めて沢登りをしたのがここ、逆川。もう5年ぐらい前の話なので、どんな沢だったか…というのはほとんど記憶にないのですが、はじめの大きめの滝でうまく足を置くことができず、水に打たれながら5分ぐらいセミになったのが非常に記憶に残っています。今年はずいぶん沢にいったし、もうちょっとましになっているかもしれない、あのとき怖いと思ったものを今は楽しめるかもしれない、なんてことを考えていました。

いやぁ、、楽しかったです。

天気予報が悪かったせいか、私たち以外のパーティーの姿はなく、思い切り貸切で楽しめました。あのとき水を浴びまくった滝、今回は滝の右壁をすんなりと登れましたよ。むしろ厳しかったのは淵をへつって取り付く小さな滝。このときは淵に浸かり、さらに多少滝の水を浴びながら、「ヤバい!足がない!」などと叫びながら数分セミに。あとで先輩に「ずいぶん長風呂でしたね」と笑われてしまいました。

ロープを使ったのは3カ所。はじめの滝は先輩がトップで登り、ビレイしてもらいましたが、あとの2つ、ウスバ林道手前の8mくらいの滝と、左俣入ってすぐの20mぐらいの大滝、トップで登りました! 「ここは簡単、登れますよ」と先輩にいわれ、そうかなぁ…と思って見上げると、なんとなく自分が登れそうなラインが分かります。おそるおそる慎重に登り始めましたが、だんだん楽しくて仕方なくなってきます。いけるじゃん、自分! …ちなみに沢でトップで登るのは今回が初めてでした。いやぁ、気持ちよく登れましたよ。

しかし、、秋はやっぱり水が冷たいですね。やや気温は高めだったし、歩いていると適度に体が暖まるのですが、休憩をしているとどんどん体が冷えてきます。淵に浸かったり滝の水を浴びるのも、水じたいが冷たいわけではないのですが(むしろ浸かったり浴びたりしているときはテンパっているときなので、寒さを感じないのかも)、時間がたつとだんだん寒さを感じてきます。熱いお茶をテルモスに入れていきましたが、正解でした。そう考えると、淵があって泳ぐことができたり、滝の水をたくさん浴びたりできるこの沢は、秋より夏向きなのかなぁ…なんて思ったりします。

沢を詰めて稜線に出たあとは、川苔山のピークを踏み、ウスバ尾根を下山。奥多摩駅に戻り温泉に浸かり、最後は駅近くの飲み屋で飲んだくれて。すっかり泥酔して帰宅したのでした。

初めての時のトラウマ(笑)も払拭でき、さらに念願?の沢トップデビューも果たし、本当に気持ちよい山行でした。ご一緒してくれたK先輩に感謝。おつかれさまでした!
by toshizo-Ni | 2011-10-02 13:14 | 山や岩のこと。

山と着物とビールをこよなく愛する五十路ライター・ニシの日記です。徒然なるままに日暮らし、パソコンに向かって仕事のこと、山のこと、あれこれ思ったことを書き散らしています。


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