富士宮やきそば

お仕事で富士宮方面へいってきました。

例によってガイドブックの取材です。今回のおもな取材先は「富士宮やきそば」。いわゆるご当地B級グルメの代表的存在のひとつです。水分の少ない蒸し麺を使い、具はキャベツ、肉かす、イワシの削り粉などチープな食材。戦後、もののなかった時代に工夫をこらしてできた、安くておいしいご当地グルメだそうで。ちなみに、肉かすと魚の粉…肉と魚の意外な組み合わせは、慣れるとけっこうはまる味わいです。

少し早めに着いたので、取材対象でないお店を一つリサーチ。そのあと2件のお店を取材しましたが、いずれも美味しかった〜。面白いのは、同じような麺、具を使っていても、それぞれの店で味が微妙に(いや、かなり)違うこと。ソースもそれぞれにブレンドの工夫があり、麺をほぐす(蒸し直すともいう)のも水、湯、だしなどいろいろ。そして今回はどのお店もおかあさんがこじんまりとやっているタイプのお店で、みなさんそれぞれにいい味を出しておられました(笑)。

途中で、富士宮やきそば学会の事務局におじゃまして、会長さんからお話をうかがいました。2000年に「町起こしグルメとして、やきそばをとりあげよう」と決まってから6年。今や押しも押されぬご当地グルメの代表格。しかも去年行なわれたB-1グランプリ(B級グルメの祭典)では、堂々のナンバー1だったそうで。

「おいしい麺を作るのは製麺所だし、おいしい焼きそばをお客さんに出すのはお店の仕事。ぼくらはその姿を多くの人に広める、応援団みたいなものなんです」と会長さん。お店や行政からお金をもらうこともなく、自由な発想で勝手連的にやきそばを盛り上げて行く。分かりやすいキャッチフレーズで、メディアをひきつける。テレビや雑誌などへの露出もかなり多い印象を受けていましたが、その理由に納得。

その結果多くの観光客が足を運び、さらにお店も活性化していく。とてもいいサイクルで町起こしが進んでいるのだなぁ、という印象を受けました。…なにより、富士宮やきそば、美味しいです。うちからはちょっと遠くて、なかなか行くチャンスはありませんが、一度ガツっと「食べ歩きツアー」に行きたいもんです。
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by toshizo-Ni | 2006-12-14 11:55 | 仕事のこと。 | Comments(0)