火曜日の夜、3ヶ月通ったクライミングスクール、昨日が最終回でした。

先生が私たちのために作ってくれた(笑)、卒業課題を、全員が登りました。自分でルートの下見をして、実際にオンサイト方式(人の登りを先に見ない、自分で考えて登る)登ってみる。先生いわく5.10d〜11aの課題だったらしいです(でも今思うとたぶんイレブンはないかも…)。途中で苦手なホールドがあってうまく触れなくて時間がかかり、なんとなく不安を感じながら登っているうちに、真ん中あたりで腕がいっぱいいっぱいになってしまいました。クリップの位置が悪かったせいもあって、かなり横に振られてフォール。。とほほ。その後何度かフォールをしながらも、とりあえず上までいけました。

その後、外岩を登るための技術…ということで、自分でヌンチャクをかけながら登り、終了点で結び替えをする…という練習を。こちらは正直いつもしている(結び替えはほとんどしないけど)ことなので、比較的すんなりと。よかったです。

3ヶ月のスクール。難しい技術を学ぶというより、本当に基礎的なことをきっちりとおさえることで、自分の登りが変わっていくのがわかったような気がします。ホールドの持ち方であったり、スタンスへの足の置き方、乗り込み方。どんなに難しい課題でも、結局はひとつひとつの積み重ね。私が登るようなルートは、ありえないムーブをしないと取れないようなホールドなんてないんだなぁって。簡単なことをいかに正確にできるか。パワーをセーブしながら登り、核心部分で必要なムーブが繰り出せるか。

あとはひたすら登り込むだけ。仕事の合間を見つけて、通っていこうと思います。
丁寧に、熱心に教えてくださった先生に感謝。一緒に登ってくれたスクールメイツに感謝。ありがとうございました。おつかれさまでした。
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by toshizo-Ni | 2010-05-26 08:54 | 山や岩のこと。 | Comments(2)

気分は丹下段平

日曜日、岩にいこうと思っていたのですが、雨なのでPUMP1へ。

会の後輩で岩初級者のSさんと、岩にあまり慣れていないH先輩と3人で。朝から行ったのですが、雨だけに人もかなり多かったです。ルートエリアは軽く順番待ち状態でしたが、しょうがない。

今回のおもな目的は、Sさんにクライミングに慣れてもらうこと。岩登りに非常に興味があるらしく、しかしあまり経験がなく、今日はひたすら登って、ビレイをしてもらって、クライミングに慣れてもらうことにしました。リードもやりたい!というので、基本的な動作を教えて、実際に登ってもらって。

…はじめはビレイもおぼつかない感じで、リードでも「クリップがうまくできないです〜!」とへこんでいたのですが、回を重ねるにつれて、どんどんうまくなっていきました。教えた基本動作を忠実にこなしつつ、クリップはどんどん早く正確になっていきます。ひえー、若いってすばらしい。…いやいや、興味のあること、覚えたいと思っていることだから、飲み込みがすごく早いんだな。何より、少ないチャンスでひとつでも余計に吸収しようとすごくがんばっているのが感じられて、こちらもがんばろうという気になります。どんどん登ってもらいながら、気分は矢吹丈を見つめる丹下段平状態でした。

今日はクライミングに慣れていない人とご一緒したので、自分の課題はほとんどできず。最後に戦艦の緑■をトライしましたが、落ちたら止めてもらえないかもなと思うと、やっぱりダメでした(いやそれ以前に自分が弱いのです、ええ)。

彼女と岩をたくさん一緒に登り、先輩方から教えてもらったことを伝えていければいいなぁ…と思ったのでした。いやいやそれ以前に、私ももうちょっと上手くならないと。がんばろう。
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by toshizo-Ni | 2010-05-24 10:33 | クライミング。 | Comments(0)

山は辛いか苦しいか

最近ちょっと気になってきた、山のお話。

先日、これから山を始めたようかと思っている…という人と話をしていたのですが、その人に聞かれたのが
「山が楽しいと思えるようになったのはいつ頃から?」

…いや、、始めから楽しかったよ? 楽しくなかったら続けないもの。むしろ、山を始めて、距離が伸び難易度が上がり、岩などするようになって、少しずつ楽しくない(つらい、怖い)ことが増えていったかも。でも今は、楽しくないことも含めて、登山だと思っているし、山が好きなんだよね。

その人には「山は苦しいのを乗り越えて山頂に立つ」というイメージがあるんだろうな。実はこの思い込み、この人だけではないと思います。むかし、山を始めたばかりの頃に友人に話をしたら「なんでそんな苦しいことするの?誰かに誉められたいの?」と言われてびっくりしたことがあります。…苦しいものだと思うから、達成とか征服とか、自分を克服とか、考えるんだろうな。

最近「登山女子」がブームで、いろいろなところで取り上げられていますが、「山はつらい、苦しい」という思い込みをベースに作られた記事を感じることがときどきあります。もちろんつらく苦しいときもあるけど、それは本筋ではない。趣味の世界だもの、本来は楽しんで歩くもの。つらく苦しいものを乗り越えて自分にごほうび、的な発想で作られたものに出会うと、なんだかな、違うのにな、って思います。
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by toshizo-Ni | 2010-05-23 07:42 | 山や岩のこと。 | Comments(9)

ゲゲゲにはまる。

久々に、朝ドラにはまっています。

実家に暮らしていたころ、朝のテレビは必ずNHK、必然的に朝ドラを見ていたように思います。…が、結婚してから、自分ひとりのときにテレビを見る習慣はなくなりまして…。最後にはまっていたのが「ちりとてちん」。その後は全然見ていません。

ヒロインの松下奈緒さんが大好きなので(だって、美人なんだもの。それも、品のある美人)見始めたのですが、完璧にはまっています。録画するほどではないのですが、ほぼ毎朝見ています。見始めたら、相手役(水木しげる)の向井理さんにもはまってしまいました(爆)。いい感じです。メガネ最高!(大違)

今週は、東京で暮らしている娘を案じて父親がやってくる…という話。
テレビの前で号泣しっぱなしです。

…たぶん、ヒロインのフミエさんと自分をリンクさせているんだろうな(顔が、とかではありません。ええ!)。自分も30近くまで親元にいて、たぶん親にはずいぶんかわいがってもらったし、心配もかけたと思います。東京と安来ほどではないにしても、結婚で実家から離れました。近いと言ってもなかなか簡単に行き来のできない…スープは完璧に冷めてしまう距離。 先に結婚した妹は実家の近所に住んでいたので、「近くないところに娘が嫁ぐ」ことに、私の両親はフミエさんの両親と同じように寂しさを感じたんだろうな…と思います。

両親が私たちの住んでいるところに来たのは一度きりです。前の家から今の家に引っ越すとき。今の家を見に来てくれたのです。そのときに、前の家に立ち寄ってくれました。あとで妹から「あんなに狭い家に住んでたんだな」と父が驚いて(悲しんで?)いたと聞きました。その後、引っ越しが終わって、母と妹、銘は我が家に遊びにきてくれたのですが、父は忙しかったらしく、来られませんでした。…もっとしつこく来てほしいと誘えばよかった。

あばらやのような家、思い切り貧しい暮らしを見たフミエさんの父親が、驚き、怒り、心配する気持ち。自分の父親を見ているようで、胸がいっぱいになります。いいなぁ、親って。いいなぁ、娘って。

ゲゲゲを朝見ることで、生活のリズムもよくなりました。さわやかに朝おきて、さくっと仕事にとりかかれる。いい事づくしです。9月まで、どっぷり浸ろうと思います。
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by toshizo-Ni | 2010-05-21 19:01 | 日々のつれづれ。 | Comments(4)

野菜たっぷり。

d0100314_2123338.jpgここ数日、ずっと外食がちな毎日でした。

取材があったり、岩登り講習があったり、飲み会があったり。ゆっくり自宅で晩ご飯を食べていませんでした。レストランやコンビニの弁当などでご飯を済ませていると、本当に野菜が不足します。で、野菜を食べない生活が続くと、体のなかがだんだんドロドロしてくるような気がします。若いときはあまり思わなかったのだけど、最近実感するようになりました。そんなときって、妙に疲れやすかったりするし、気力ももたない感じ。無性に野菜が欲しくなります。

今日は自宅でゆっくり晩ご飯。野菜の値段もずいぶん落ち着いてきたし、野菜たっぷりメニューにしました。具沢山のポトフ、ごぼうとこんにゃくのきんぴら、冷や奴、そしてチンゲンサイと玉子の炒め物。それから大好物の豆ご飯。グリーンピースはたぶん今年最後だろうなぁ。ご飯を作っていると、ポトフのいい匂い、豆ご飯のたける匂い、幸せな気分になってきます。

ご飯、美味しくいただいて、お腹いっぱい。ごちそうさまでした。
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by toshizo-Ni | 2010-05-19 21:23 | おいしいもの。 | Comments(2)

今年も高山

週のはじめ、高山=たかやまのガイドブックの取材に1泊でいってきました。

最近は山関係の仕事、そしてガイドブックの編集・進行管理のほうがメインとなっていまして、いわゆるお店取材の仕事は久しぶりです。東京からは遠方で何度も足を運べないし、取材は一気呵成に進めなくてはなりません。初日はガッツリとお店取材のスケジュールを組んで、2日目夏のように暑い町中をひたすらロケハン。かなり疲れました。…いや、たぶんその前日に岩登りとかしているからいけないんだけど(滝汗)。

いつものことながら、お店や施設ではおおむねよい対応をしていただき、気持ちよく取材ができました。同行のカメラマンさんは、ここ数年ずっとご一緒しているWさん。安心して撮影をお願いし、こちらはどんどんインタビューを進めていきます。

高山の本をまるまる一冊手がけるようになって4回目。だんだん「庭」のように歩けるようになってきたけど、そのたびにいろいろな景色、いろいろな人との出会いがあって、ワクワクしている自分がいます。取材やロケハンを通じて見えたもの、感じたことを、しっかり誌面に伝えられるように。がんばらなくちゃ。

しかし、進行スケジュールはいつも…いや、今年は例年にましてタイト(去年も同じことを言ってますなぁ…)。とにかく馬力と気合いで乗り切るしかありません。ガンバガンバ!
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by toshizo-Ni | 2010-05-19 18:23 | 仕事のこと。 | Comments(0)

岩登り講習

日曜日、所属する山岳会の岩登り講習会がありました。

毎年1回、5月に会の月例山行として行っています。会に入ってから岩登りを始めたいと思っている人、それから、夏に沢登りをしたい人をおもな対象としています。今年は岩登り講習の講師を拝命。初心者の方に、レクチャーをしながら登ってもらいました。

全く経験のない方にロープワークから、ビレイのしかた、登り方のコツなどを教え、実際にしてもらう。絶対に怪我や事故をしてはいけない。できたら岩登りが楽しかった、またやりたいと思ってもらいたい。…かなりのハードワークだったかも。例年うちの会では、この講習会は「体験クライミング」みたいな雰囲気でやっていたのですが、最近、会で岩登りを本格的に楽しみたいと思う方も増えてきていて、であれば始めからしっかり指導をしたほうがよいのでは、と考えたのです。かなりきっちり、ときどき怒鳴りながら講習をしましたが、新人の方には、「登る楽しさ」と同時に「人を確保することの大切さ、怖さ」もしっかりわかってもらえたのではないか…と思っています。

結局自分はほとんどクライミングを楽しむことなく終わりました。ま、しかたない。先輩方から自分が伝えてもらったものを、後輩に伝えていくのが「山岳会」だもの。毎回だと嫌だけど、たまにはそういうときがあっていいのです。お世話になった先輩方に、少し恩返しができたかな。おつかれさまでした。
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by toshizo-Ni | 2010-05-16 23:35 | 山や岩のこと。 | Comments(2)

ときどきボルダー

今週は本当に仕事がバタバタとして、すごく余裕がなくて。

7月発売の旅行ガイドブックの編集作業がかなりパツパツで、自分の仕事を進めながら、人への発注もして。その合間に別件の取材が入ったり、インタビューを受けたり。週末になって、やっと予定が見えてきたけど、まだ予断を許さない感じ。

やっとめどがたってきたので、ちょっとだけ息抜き…と向かった先はPUMP1。

お友達が誰かいれば、ルートをしたかったのだけど、こんなに天気のよい週末、お友達は全然おらず。仕方なく、トレーニング、と思ってボルダリングをひとり黙々と続けていました。1階でロングボルダーやトラバース課題をしたり、2階で簡単な課題をいくつもしたり、先日のスクールで言われた、ちょっと難しめの課題を触ってみたり。

はじめはできないし、つまらなかったのですが、しているうちになんとなく楽しくなってきました。スクールで言われた課題というのは、2階の奥にあるどっかぶりの壁にある赤色棒の課題なのですが、できないながらも、細切れにやっているうちになんとなくつながってきました。足の置き場所、置き方を考えて、ひとつずつ手を伸ばして行くのが微妙に楽しくなってきます。

しかし、ひとりでボルダーを黙々としていると、あっというまに疲れます。

で、ぼーっとしていると、ボルダリング道場やさしめ初級が始まったので、久々に合流。今日の先生の課題は、テーマが「乗り込み」。ホールドにしっかり乗って、次の手を出す、というパターンですね。最近スクールでやったムーブです。なのでかなり絶好調。4課題でましたが、いずれもいい感じにクリアすることができて、気持ちよく終われました。ふふ。

ずっとスランプが続いているけど、たまには上手くなっている自分を実感できるのもいいですね。

しかし、ボルダーを3時間がんばって、指の皮がヘロヘロです。…で、明日は所属する会の岩登り講習会なんですよね。そんなにガツガツ登らないから全然いいといえばいいんだけど、大丈夫か、自分。
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by toshizo-Ni | 2010-05-15 19:12 | クライミング。 | Comments(2)

ステップアップ・鍋割山

土曜日、鍋割山にいってきました。

今回ご一緒したのは、拙著「東京近郊ゆる登山」で本のデザインをしてくれたAさんとその仲間たち、総勢5名です。ゆる登山で掲載しているルート…二俣から後沢乗越経由で登頂し、小丸尾根を下って二俣に戻るルートでした。

山はちょうど芽吹きの時期。常緑樹の深い緑、芽吹いたばかりの木々の淡い緑や赤みがかった緑、山はさまざまな緑に彩られ、命に満ちあふれていました。見上げれば山のサクラが咲き、足元にはスミレが咲いて。そうそう、マムシ草もずいぶんたくさん見られました。春の山はやっぱりいいですね。

天気は晴れ予報だったのですが、なぜか山だけしっかり雲をかぶっていました。はじめは青空が見えていたのですが、だんだん雲の中に入っていってしまい、山頂は乳白色の大展望。しかも寒い…。おかげで、山頂でいただく鍋焼きうどんがことさらに美味しかったです。ごちそうさまでした。

今回ご一緒したAさん、実はゆる登山の仕事をきっかけに山を始めた初心者さんです。初めて一緒に歩いたときは、短時間で歩ける初心者向けの山でも「たいへんだった〜」と言っていました。山道を歩くのもとても大変そうでした。その後、会社の仲間とちょっとずつ山歩きを続けていたらしく、今回はとても安定した歩きぶりでした。そして持ち物も少しずつ山用のものを揃えていたようです。

仕事をきっかけに、山の楽しさに目覚め、自分のペースでちょっとずつ世界を広げているAさんとその仲間たち。久々にご一緒し、彼女たちのステップアップぶりがとてもうれしかったです。ゆる登山を読んで、こういうふうにステップアップしていってくれる人がいっぱい現れるといいな。で、ステップアップしていく人たちのための本が作れるといいな…とおもったのでした。
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by toshizo-Ni | 2010-05-09 22:55 | 山や岩のこと。 | Comments(4)

槍(やり)ました!

d0100314_22334646.jpgゴールデンウィーク、槍ヶ岳にいってきました。

所属する会の春合宿山行です。ベテランの先輩から初心者まで総勢7名、上高地から槍沢経由で登り、下山は飛騨沢を下って新穂高へ。3泊4日、余裕のある行程でした。4日間とも天気はよく、気持ちよい春山の山行となりました。

初日は早朝に東京を出発し、上高地から馬場平まで。この日の夕食は私が担当したのですが、すき焼き。肉やら野菜やら豆腐やら締めのうどんやら…、7人分の荷物はけっこう重かった…。しかし、みんなの驚く顔、食べたときの笑顔。ああ、担ぎ上げてよかったと思う瞬間でした。ふふ。

2日目はしんどい登りを経て、槍の穂先へ。岩と雪のミックス帯を、楽しく楽しく登っていきます。景色を楽しみ、写真など撮りながら歩いていくうちに、あっという間に頂上直下のはしごへ。鼻歌を歌いながら登っていったら、360度の大パノラマが待っていてくれました。…乳白色じゃない、心の目でなくホンモノの目で眺められる、白く雪をかぶったアルプスの山々。じんわりと感動が押し寄せてきました。この日は槍ヶ岳山荘のテン場で1泊。

3日目は、氷河公園周辺を散策の予定でしたが、朝からすごい強風そしてガスガス。とりあえず大喰岳を往復し、天候も変わらないので下山を開始しました。飛騨沢をどんどん下っていくうちに天気はよくなり、途中でお湯を沸かしてお茶を飲んだりして、まったりと下山をしていきました。槍平の小屋を過ぎ、さらに下り、穂高平で一泊。眺めのよいテン場で、一足早い下山祝いを楽しんだのでした。

最終日は新穂高温泉に下るだけ。途中で温泉に入って打ち上げをし、松本でさらに打ち上げランチをして、帰途についたのでした。

なんだか、夢のように楽しい4日間。あまりにもうまくいきすぎ、「残雪の槍ヶ岳に登ったんだ」という実感があまりないのが正直なところです。しかし、気持ちのよい山行でした。槍のてっぺんに立つと、あちこちに伸びる稜線が見え、今度はあの稜線を歩きたいな、こっちもいいな、と目移りしてしまいます。さて、こんどはどの稜線を歩こうかな。ふふ。
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by toshizo-Ni | 2010-05-06 22:13 | 山や岩のこと。 | Comments(4)