ニシへ東へ。


山と着物とビールをこよなく愛する四十路ライター・ニシの日記です。徒然なるままに日暮らし、パソコンに向かって仕事のこと、山のこと、あれこれ思ったことを書き散らしています。
by toshizo-Ni
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またまた小川谷廊下

7月最後の土曜日、沢登りにいってきました。

今回は、西丹沢。小川谷廊下です。…あれ、今年に入ってから行ってるよね?そうおっしゃっる方々、いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。はい、6月にお仕事で一度訪れています。ちなみにそのときの様子は、現在絶賛発売中の岳人8月号に掲載されておりまする。

6月のときは水がまだ冷たくて、しかも曇りの日で、水に浸かったらとても寒くて唇が紫色になってしまったのでした。でもここ数日は毎日30度を超えていて、この日も気温はかなり高い予報。きっと気持ちよくきれいな沢が楽しめるはず! …ということで、今回は、所属する会の人たちなど、総勢4人でいってきました。

同行者約1名が寝坊&車が渋滞で大幅に出発が遅れ、なおかつ入渓点に向かう中丿沢林道が落石や土砂崩れで非常に道が悪く、入渓点の穴の平橋の駐車場に着いたのが12時半ごろ。出発は1時前。ひぃ。…しかし足並みの揃ったパーティーで、サクサクと歩くことができました。4時過ぎには遡行終了し、スタート地点に戻れたのは5時半ごろ。スタートが遅くどうなることかと思いましたが、暗くなる前に下山できました。

しかし…。私が6月上旬に訪れたときと、沢の様子はずいぶん変わっていました。6月半ばにあった大雨、台風の影響でしょうか、前回は何もなく通れた大岩の右側には、今回激しい流れの滝ができていました(だからつるつるの大岩の上を登るはめになった。怖かった…)。水量もずいぶん多かったのだと思います。登山道や岩場は、台風などのあとに、道に倒木があったり、登山道が多少崩落することはあるけれど、多少年数がたってもそんなに簡単に変わらない。でも、沢は違うんだな。たった2カ月前とこんなに違うとは。大雨などで岩や木々が流されることで渓相が変わったりする。それ以前に、水量の違いでも印象はかなり変わるんだ。だから難しい、でも面白い。

やっと「水の冷たさ」を楽しめる季節になってきました。これからが沢シーズン本番ですね。さぁ、今年もどんどんいきますよ〜。おつかれさまでした。
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by toshizo-Ni | 2012-07-31 00:49 | 山や岩のこと。 | Comments(0)

おひとりさわ:シンナソー

日曜日、沢登りを楽しんできました。

行ったのは、秋川にあるシンナソーという小さな小さな沢。今回は同行者がおらず、ひとりで寂しく登ってきましたよ。…もともと、ひとりで簡単な沢に行ってみたかったのです。誰かと行く沢はどうしても誰かに頼ってしまう。地図読みやルートファインディングを任せてしまったり、難しい滝を登ってもらったり。一方で登る沢のレベルは上がっていく。本当にそれは自分の実力なのかな、経験値は上がっているのかな、と少し前から思っていたのです。

遡行時間は2時間程度、沢登りルート集の難易度で言えば1級(一番易しい)。
それでも不安いっぱいのスタートとなりました。武蔵五日市駅からバスに乗って藤倉バス停で降り。身支度を軽く整えて歩き始めたところが、思い切り違う方向に歩いてしまい、まったく違う沢に入渓。…少し歩いて、事前の情報と全然違うことに気づき、来た道を戻ってみたら、あっけなく正しいルートに出られました。とほほ。登れる小さな滝がいくつも続きます。ところどころ難しく感じます。ひとりだし、後続はいないから(バスの時間を考えても、私がたぶん今日の最後尾)、ケガはできない。絶対に落ちられない!と思うと非常に焦ります。いつもより慎重に足を置き、どきどきしながら登っていきます。それでもひとりだとサクサクと歩いてしまいますね。

最後に出て来た3段15mぐらいの滝のところで、先行パーティーに追いつきました。自分たちは大人数だから先に登っていいですよ、と言われ、先に登らせてもらいました。全部ガバだけど、足が若干心許ないところがあったり、そしてけっこう高い…と思うとドキドキしてきます。それでも待っている人がいるから躊躇できません。ガーッと登り、滝の落ち口に着いたところで小さくガッツポーズ。…そこからもサクサクと進み、しかし詰めでまた間違い。登りやすそうに見えた斜面に取り付いたら、グズグズで悪い悪い。こんなはずはないと泣きながら下っていたら、先ほど抜かしたパーティーに追い越されました。申し訳ないと思いつつ、彼らのトレースを辿って稜線に。すみません、すみません。

あとは登山道をさっくりと下って、途中の民宿で日帰りのお風呂をいただき、バスに乗って帰途についたのでした。ふう。

たぶん誰かと一緒に行っていたら、簡単簡単…で終わったかもしれないけど、かなり気力を使い果たしてお腹いっぱい。それでもケガ無く、変に迷ったり危険にさらされることもなく、なんとか無事に下山できてよかった。いろいろと勉強になりました。おつかれさまでした。
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by toshizo-Ni | 2012-07-23 17:45 | 山や岩のこと。 | Comments(2)

最近のお仕事

d0100314_1035659.jpg宣伝でございます〜。

「岳人8月号」で原稿かいております。
…あれ、今月は偶数月だから山道具は貴女じゃなくて、「できる」ライターさんの担当よね?…と思ったあなた、そのとおりです。今月のお題「ヘルメット」は、私ではありませぬ。だから(自虐)非常に読み応えがあり、分かりやすい解説です。そもそもヘルメットを「山道具ページ」で扱うなんて今までなかったのでは。。買いですな。

で、私が書いているのは、オリンパスのカメラTG-1の編集タイアップ広告記事です。6月に「お仕事沢登り2012」という日記をアップしていますが、それがこの仕事でした。カメラを持って沢登りにいく、というヤツです。どんなふうにいいカメラだったのかは、記事をご参照ください。ちなみにこのページはすべてカメラマンさんがTG-1で撮影したものになっています。ニシ太郎にこの記事を見せたら、異様に楽しそうな私の姿を見て失笑しておりました。そのほか、カシオPRO TREKの記事をちょっとだけ。

この号の第一特集は単独行ですね。そういえば、お世話になっている山の先輩が無線と携帯電話について記事を書いています。非常に分かりやすい解説なので、山で無線って要るのかな、携帯電話とどう違うのかな…などと気になったことがある人は、ぜひ読んでみてください。

それから!
今年4月に発売された拙著「もっと行きたい!東京近郊ゆる登山」を、7月発売のOZ Magazineにて紹介していただきました。書籍紹介のページです。「山と山小屋」という本の著者である気鋭の若手女子編集者・小林百合子さんと対談をさせていただいています。以前からお名前だけは存じ上げていて、注目していた方でしたが、機会を得てお会いすることができました。よかったです。正直私はあまりたいしたことを話さず、対談中は軽く毒ばかり吐いていた(どんな毒を吐いたかは内緒)のですが、うまくまとめていただけました。てか、女子の読む雑誌にこうやって大きく取り上げていただいて感謝。

…そんなわけで。山ばっかり行って仕事してないと思いきや、一応仕事もしています。
安心してください(何が?)。
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by toshizo-Ni | 2012-07-18 10:04 | 仕事のこと。 | Comments(2)

苗場で沢登り・棒沢

7月の3連休は、沢登りを楽しんできました。

行き先は苗場。清津川の支流、苗場山に突き上げる「棒沢」という沢にいってきました。ルート集などに記載がなく、HPで検索をするといくつか記録が出てくる感じ。昨年よく沢にご一緒したN先輩から「どうかな?」と提案され、「沢の中で1泊、2日目に下って山麓の温泉で宴会して帰る『お楽しみ山行』」と理解して計画したのでした。会の先輩方と、総勢6名でいってきました。

天気予報で雨が心配されましたが、結局ほとんど降られることはありませんでした。基本的に曇り、ときどき晴れ間も見えました。ただ、前日までの雨で水量はやや(いやかなり?)多め。足首上ぐらいの丈の水量でも、油断すると足元がぐらりとくる感じでした。

はじめに滝の高巻きがいくつかあり、そのあとはきれいなナメやゴーロ歩き、終盤には登れる滝がいくつもあり、雪渓歩きもあり、最後はちょっぴり薮こぎ。それなりに変化があり、楽しめたような気がします。上部に雪渓が残り、沢の水はずいぶん冷たかったです。泳ぐなんて冷たいし水流も激しいし無理無理無理!という感じ(いや、泳げないんですけどね…)。2日目の移動距離が長く、時間もあまりなかったので、今回は(昨年のように)渕で水遊びをしたりとかほとんどせずに、ひたすら歩き続きました。それでも最後のほうに、ドバドバ流れている滝のすぐ右脇を水を浴びながら登ったりして(ガバばっかりで登りやすかったけど、最後の一手が非常に悪く、結局上にいた先輩に助けてもらった。馬鹿…)。

ちなみに2日目の歩行は、5時半頃スタート、19時半ゴール。…14時間行動です。下山時には魂抜け切ってました。2日目のゴールは赤湯温泉。小さなキャンプ場に宴会場を設営し、露天風呂で軽く汗を流し、楽しく完登祝いをしたのでした。しかし遅い時間だったのでたき火は無し。そういえば1日目も草原での宿泊だったのでたき火なし。…2泊もしたのにたき火がないなんて、ちょっと寂しい…。

「たき火と温泉つきお楽しみ山行」のはずが、終わってみればかなりのガチ沢山行。きつかった、でも楽しかったなぁ。また沢にいこう。今度はどこに行こうかな。おつかれさまでした。
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by toshizo-Ni | 2012-07-17 22:54 | 山や岩のこと。 | Comments(0)

ニシ先生奮闘記2012春:鳩の巣渓谷

今月は第一土曜日がゆる登山講座でした。

7月の行き先は鳩の巣渓谷。はい、山ではありませぬ。昨年7月の「大山の悪夢」をふまえ、梅雨時で、気温が高くなるこの時期は、「がんばる系」の山ではなく、涼をとることができる癒し系のルートにしたのです。ちなみに鳩の巣渓谷は「もっと行きたい!東京近郊ゆる登山」で「水のある道」として掲載をされています。

ずっとそこそこ悪くない予報で、きっと暑いなか気持ちよく歩けるんだろうな〜と思っていたら、直前に予報が悪化。またもや雨で中止か?(6月は雨で中止にしたのです)とドキドキしましたが、なんとかもちそうなので開催。

集合時から、空はどんよりと黒っぽい曇り空。準備体操をしているうちに霧雨が降り始めました。とほほ。しかし今回は山ではありません(しつこい?)。道もそれほど悪くない。樹林帯に入れば木々が雨を避けてくれます。…歩き始めれば初夏から夏に向かう色を濃くした広葉樹の緑が心地よく、ところどころ花木も見られ、みんなでワイワイと話をしながら楽しく歩くことができました。途中若干降ることがあっても、さほど気にはならない程度。水辺の眺めがよい河原で、短めのお昼休みを取ることもできましたよ。

最後に足がつってしまった受講生がいてちょっとひやりとしましたが、なんとか全員無事に、定刻にゴールの奥多摩駅に到着することができました。よかったよかった。そして駅に着いたところで、雨が少し本降りになってきたのでした。

あいにくの天気でしたが、みんなで楽しく気持ち良く歩けてよかったです。この時期の雨は、(土砂降りでなければ)かえって心地よいような気がします。いい山行でした。
8月はお盆があるので&低山歩きには暑いのでお休み、そして9月は御岳ロックガーデン。また気持ちよく歩けますように。おつかれさまでした。
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by toshizo-Ni | 2012-07-08 19:26 | 仕事のこと。 | Comments(0)

テーピング講習会のお誘い

ええ〜、宣伝&お誘いでございます。

私が所属している、東京都山岳連盟 遭難対策委員会では、年に何度か登山のための講習会を開催していますが、7月には、「テーピング」講習会を開催しています。

●日程
2012年7月19日(木) 19:00〜21:00
●場所
国立オリンピック記念青少年総合センター
●講習内容
登山のときに起きやすい、足首の捻挫のためのテーピングを学びます。
●参加費
1000円+テーピング代実費(250円)
※詳細は東京都山岳連盟のサイトでご確認ください。
http://www.togakuren.com/

実は数年前の冬、同行者が山でプチ滑落をして足首を捻挫してしまったことがあります。さほどひどい捻挫ではなかったのですが、滑落したことでショックを受けて動転している状態。そのときに、この講座で受けた知識が役立ちました。とりあえず安定したところまで下山し、ビニール袋に雪を入れたものでいったんアイシングをして、固定のテーピング。もちろん声をかけながら。…そもそもの捻挫が軽かったせいもありますが、「ちゃんと手当をしてもらった」という安心感からでしょう、その後の行程も、同行者は普通に(いや、むしろ足取り軽く)自分の足で下山をしていきました。

技術じたいはさほど難しいものではありません。一度きっちり覚えれば、その後多少時間がたっても思い出すことができます。でも、まったく知らなければ、効果的に処理をすることができません。正しいことを自信をもってやっているんだ、という態度は、(たとえそれがハッタリであっても)事故者の心に安心感を与えます。

テーピングの巻き方、きちんと学ぶ機会はなかなかないと思います。よかったら、この機会に覚えてみませんか? 受講生まだまだ募集中です。当日は私もお手伝いスタッフで参加いたします。御興味ございましたら、是非!
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by toshizo-Ni | 2012-07-04 14:39 | 山や岩のこと。 | Comments(0)

女子クライミング・谷川岳南稜

6月最後の土日、谷川岳にいってきました。

所属する会の面々と、総勢4人で、アルパインクライミングにでかけたのです。2チームに分かれ、今回は後輩の新人女子、みーちゃんとふたりで、南稜、中央稜を登る予定でした。

前夜に土合駅に泊まり、翌日は渋滞を避けるために朝4時に駅を出発。一の倉沢出合まで車で入りました。出合からすぐに雪渓が始まり、テールリッジ取付まであっという間。…とはいえ、自分にとってはややオーバーペースで早速に息が上がってしまいます。南稜テラスに着くころにはヘロヘロでした(滝汗)。

とはいえ、勝手知ったる南稜。岩を見上げてワクワクしてきます。先行は2パーティーがいるだけ。まったく渋滞することなく、のんびりマイペースで岩登りが楽しめました。今回は一応「つるべ」=リードを交替しながら登ろうと考えていました。偶数ピッチは私が、奇数ピッチはみーちゃんにリードをしてもらいました。岩は乾いていて、天気もとてもよく、絶好のクライミング日和。気持ちよくロープを伸ばしていきます。ふと隣の壁を眺めると、変形チムニーを登る山岳会の別パーティー、うっしーさんと王子の姿が。嬉しくなって手を振ると、あちらも気づいて手を振ってくれました。ふふ。

大好きな5ピッチ目は思い切りリッジに乗って高度感を楽しみました。そして最終7ピッチ目の核心部分。いつもじめっと濡れていて、お助けスリングにすがってしまうのですが、今日はしっかり乾いていました。ちょっとドキドキしましたが、あっけなく終了点へ。みーちゃんもすんなりと登ってきて、がっちりと握手! いや〜、うれしかった。下山は6ルンゼから4ピッチの懸垂下降で南稜テラスへ。そしてゆっくりのんびりと一の倉沢に戻り、川の冷たい水に足を浸したのでした(いや、本当に冷た過ぎ…)。そして車で土合に戻り、大宴会。楽しかった…。

本当は翌日も登る予定だったのですが、雨予報のため、榛名黒岩に転戦。しかし朝9時には雨が降り始めて、10時過ぎには撤収。榛名湖の湖畔の温泉で汗を流し、帰途についたのでした。

いやぁ…、本当に幸せ度120%のクライミングでした。考えてみたら、同期あるいは後輩だけでアルパインのルートに行くのは初めてだったんだな。過去にも後輩とつるべで登ったことはあったけど、そのときはそのすぐ前や後ろに先輩のパーティーがくっついてくれていたし、下山のときは先導してもらい、懸垂のセットもやってもらっていた。自分たちだけでルートを見極め、考え、行動するのは、不安も大きいけど楽しい。そして達成感もひとしお。…ずっとしたいと思っていた山行がやっとかなった。こんな頼りないセンパイについてきて、一緒にがんばってくれたみーちゃんに感謝(…といいつつ、彼女がこのブログを見ることは多分ないのですが)。

私にとっては「長年の夢がかなった」山行だったけど、それは「終わり」ではなくて、「新しい夢の始まり」でしかないんだな。また岩にいきたいな。どんどんいきたいよ。どこにいこうかな。
おつかれさまでした、ありがとうございました。
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by toshizo-Ni | 2012-07-02 22:25 | 山や岩のこと。 | Comments(2)
最近のお仕事
2017.12.15
山と渓谷1月号
(山と溪谷社)

東京新聞首都圏版
「ゆる山歩き」
第2、3、4木曜日連載

夕刊フジ
「ゆる登山始めました」
毎週月曜日連載

【著書】
「東京近郊ゆる登山」
「もっと行きたい!
 東京近郊ゆる登山」
「東京周辺お泊まりゆる登山」
「アルプスはじめました」
(以上 実業之日本社)
「女子のための!週末登山」
(大和書房)
「ゆる山歩き」(東京新聞)
「山歩きスタートブック」
(技術評論社)
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