ニシへ東へ。


山と着物とビールをこよなく愛する四十路ライター・ニシの日記です。徒然なるままに日暮らし、パソコンに向かって仕事のこと、山のこと、あれこれ思ったことを書き散らしています。
by toshizo-Ni
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僕等の山第2章・七倉岳

d0100314_1446998.jpgクリスマスイブから山に行ってました。

北アルプス・後立山の七倉岳です。登山道でない尾根を登って山頂を目指す計画でした。所属する山岳会の先輩K隊長と、同期の大学生王子と私。…3月の北葛岳と同じメンバーですね。12/24から予備日も含めて12/30までの計画。1週間も山にいる(かもしれない)のは初めてです。体力の有り余っている2人と1週間も、体がホントにもつのだろうか、自分のせいで登れないなんてことになったらどうしよう…不安一杯のスタートでした。

とりあえず、ある程度予定どおりの行程ですすむことが出来ました。…とはいえ、私はついていくのが精一杯。ラッセルやルートファインディングは2人に任せ切りになり、とにかく「追いつくこと」だけを考えてヨロヨロ歩くような状態でした。3日目からは疲労であまりものが食べられなくなりました。…それでも北葛岳の教訓(苦笑)が生き、私は「スレスレで無理をしない」状態をキープでき、2人も私の駄目具合に慣れていたようで、それなりにバランス良くすすめていたような気がします。そうそう、24日の夜はちゃんとクリスマスケーキも食べましたよ。昨年同様、スポンジやクリーム、フルーツを持参し、みんなで手作りしました。えへん!

d0100314_14462628.jpgこの山行に備え、11月に偵察山行をしています。そのときは七倉尾根の稜線から今回歩くルートを途中のピークまで下りました。偵察をしたピークに到達したのが4日目。前方で隊長が「赤布あった!」と歓喜の叫び声をあげています。うわー、来たよ、来ちゃったよ。じわじわと喜びがこみあげてきます。この日はつけた赤布のそばの岩影で1泊。翌日は偵察の甲斐あって、核心となる岩場も割とすんなりと進むことができました。そして七倉岳の稜線、ジャンクションピークへ到着! …このときには体力が尽きかけていて、緩い登りなのに全然足が進まず、先行していたふたりをかなり待たせてしまいました。申し訳ない。到着時も「嬉しい」というより「疲れた、もう駄目だ」という気持ちのほうが大きかったような。そのまま荷物をデポして七倉岳山頂を往復。とりあえずみんなで山頂に立ててよかった…。

山頂に立ったのが5日目(28日)の昼前。この日の午後から天気が悪くなるのが分かっていたので、なるべく下まで下りてしまおうということになります。下山は一般登山道(七倉尾根)だったのですが、積雪もそれなりにあり、登山道は全然見えなくなっています。先行者が慎重にルートファインディングしながら進みます。樹林帯に入ったあたりで雪が降り始め、とにかく今日のうちに下山してしまおうと決断。水を多く含んだ雪に全身を濡らしながら、ひたすら下り続けます。七倉に着いたのが16時過ぎ、高瀬館前に着いたのは17時半。長かった。本当に長かった。でもとりあえず体がもってよかった。

…今日のうちに下山して、みんなで高瀬館に泊まろう!と頑張ったのですが、なんと、高瀬館さんが痛恨の休館日(日帰り入浴はできるけど宿泊ができなかった)! 全員魂が抜けてしまいます。私に至っては、ショックのあまり胃液を吐きました(苦笑)。とりあえずタクシーで大町まで戻ることに。そこでタクシーの運転手さんに親切にしてもらい、駅近くの旅館を紹介してもらえました。旅館に転がり込み、風呂に浸かって思い切り脱力。翌日は宿でのんびり朝寝坊し、電車を乗り継いで帰京したのでした。

歩いたルートは本当にすばらしいものでした。詳細は後日山岳会のHPにアップ予定。そして、終始ラッセル&ルートファインディングをがんばってくれたK隊長と王子に感謝。ふたりのおかげで、私もすばらしい山行に同行できました。いつもありがとう。前回の北葛岳は、私が凍傷になったせいで喜びも半減でしたが、今回はみんなで完登を喜び合うことができて、本当によかった。

1年の最後をすばらしい山行で締めくくることができました。おつかれさまでした。ありがとうございました。
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by toshizo-Ni | 2012-12-30 14:06 | 山や岩のこと。 | Comments(0)

谷川岳三昧

d0100314_19364469.jpgなぜか、12月に入って3度も谷川岳に足を運んでいます。

初回は12月3日。岳人の山道具連載の撮影で。ロープウエイで天神平に向かい、山頂駅から少し登ったところで撮影をしました。登り始めは天気がよかったのですが、目的地に着いたあたりで天気が微妙に悪くなり、寒風&ガスガスのなか、カメラマンさんに頑張ってもらいました。ちなみにこの撮影の成果は岳人2013年2月号(1月15日発売)にて。頑張ってもらったおかげでちょっといい仕上がりになっています。

2回目は約1週間後、12月9日。所属する山岳会の雪上訓練でした。撮影をしたところとほぼ同じ場所まで上がり、反対側の斜面で訓練を行いました。アイゼン+わかんを装着してラッセルの練習や岩を登る練習、定番のスタンディングアックスビレイや腰がらみのビレイなど。最後はビーコン、プローブを使って捜索のシミュレーションまで。短時間でみっちり訓練して下山しました。

2回も谷川岳に行ったのに、そのたびにきれいな山並みを眺められているのに、山頂に立てないのは寂しいよね…という話になり、3回目はその1週間後、12月15日に。所属する山岳会の人たちと総勢4人で、天神尾根往復で山頂を目指すことになりました。天気予報は思わしくなかったのですが、ロープウェイ山頂駅に着いたら快晴! 前の週から積雪が倍ぐらいに増えており、登山道も冬用の道が出来ていました。はじめはツボ足で歩きましたが、前日までにかなり降ったらしく、熊穴沢避難小屋からスノーシューを装着してすすみました。先行は山スキーのトレースが1本だけ。なかなかラッセルのしがいがあります。4人でラッセルを交替しながら進み、昼前に山頂に! ちょうど山頂に着いたときにガスが出て来てしまったのが残念でした。山頂付近は風もかなり強かったので速攻下山。気温が高く、帰りは雪がグサグサになって少し歩きにくかったです。

気持ちよく2013シーズンの冬山をスタートできました。さて、今年はどこにいこうかな。
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by toshizo-Ni | 2012-12-22 19:25 | 山や岩のこと。 | Comments(2)

岳人1月号、出ました。

少し遅くなりましたが、お仕事の宣伝です。

12月15日発売の「岳人2013年1月号」。
巻頭特集「この冬、登りたい山」の編集を一部お手伝いしております。ちょっと憧れのルートから、定番の人気ルートまで、いろいろな角度で紹介をしています。「冬の近くてよい山・八ヶ岳」では、ミキヤツ登山教室の久野弘龍さんに執筆をお願いしました。小淵沢在住で八ヶ岳を知り尽くしたガイドさんの紹介だけに、八ヶ岳の魅力がじんわりと伝わってきます。おすすめコースは縦走ルートとバリエーションルートをそれぞれ3本ずつ紹介していますが、バリエーションのほうは最近のガイドブックであまり見かけない、「え?」と思うようなルート。でもどれもワクワクするような、いいルートだと思います。

ミキヤツさんは、山を本格的に始めた頃に、お世話になっていました。少人数で目の行き届くガイディング。彼らのすばらしいところは「お客さんを甘やかさないところ」だと思います。駄目なものは駄目、危ないものは危ないとしっかり伝えてくれる。だから信頼できる。そして、お客でなくなったあとも、山で出逢えば気にかけてくれていろいろな情報を提供してくれる。私にとっては、心のよりどころであり、恩師であります。そんな方々にお仕事お願いできて、とても嬉しかったです。

特集の中で、1本原稿を書いています。今年の3月の山行で凍傷になった記録です。山行でどんな状況になり、凍傷を負ったのか、どのような経過で治癒したのか。切断を要するような重度の凍傷は完全に他人事と思うかもしれませんが、私が負ったぐらいの凍傷は、ほんの一瞬の気のゆるみや不注意で誰でもなる可能性があります。「そんなに簡単になるんだ、そんな不注意をするんだ」と読者に思ってもらい、自分の山行で注意をしてもらえれば…と思っています。ちなみにこの記事に関連した「冬山のアクシデント」の記事も、金田正樹先生からお話をうかがってまとめています。お忙しいなか、分かりやすい解説をしてくださった先生に感謝。

そんなわけで、書店で目にとまりましたら、ぜひ1冊お求めくささいませ。
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by toshizo-Ni | 2012-12-21 19:54 | 仕事のこと。 | Comments(2)

片付け祭最終章・フリーマーケット

d0100314_23332173.jpg12月最初の日、フリーマーケットにいってきました。

今回は、埼玉県、川口駅前のフリーマーケットに出店したのです。11月から続いた我が家の片付け祭で出た不要品や、もう着なくなった衣類などを出品しました。フリマは独身の頃、妹とよく出店していました。今回はひとりで。50Lのザックをはじめ、荷物を大きなカバンに詰め込んで、全部で5つ!よたよたと歩きながら会場に向かいました。

開始時間は10時。会場に着き、売り場でセッティングを始めると、あっというまに人だかりが。駅からの通路に近いところで、場所の条件がよかったようです。商品を出す間もなく、声をかけられ、品物が売れていきました。ひとりなのでてんてこ舞い、嬉しい悲鳴です。今回は「儲ける」ではなく「使いたい人に使ってもらい、ものを減らす」ことが主な目的。かなりえげつない値切りをする人もいましたが、笑って応じてしまいました。売れ残るより、持って行ってもらうほうが有り難いので。

結局開始1時間ほどで2/3ほどが売れていきました(写真の状態)。そして11時半を過ぎたころ、突然空が黒くなり、雨が降り始めました。…慌ててアーケードの下に移動。様子を見ていると1時間ほどで雨はやみ、一応再度出店しましたが、もはや寒くて仕方なく、お客さんも全然来ない…ということで、撤収。5つあった荷物は最終的には1つにまで減りました。よかったよかった。

思うに、モノは「使う」ことで生命を得るのですね。押し入れや箪笥の中に仕舞われているものは、どんなに高価なものであっても命がない。私にとっては不要品であっても、誰かにとっては使いたいものであれば、その人のもとで大切に使ってもらったほうがいい。大切に使うわね、ありがとうと笑って持ち帰ってもらえるのが、なんだか嬉しかったです。

すごく寒かったけど、心が温まった、いい1日でした。ありがとうございました。
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by toshizo-Ni | 2012-12-01 23:36 | 日々のつれづれ。 | Comments(4)
最近のお仕事
2017.12.15
山と渓谷1月号
(山と溪谷社)

東京新聞首都圏版
「ゆる山歩き」
第2、3、4木曜日連載

夕刊フジ
「ゆる登山始めました」
毎週月曜日連載

【著書】
「東京近郊ゆる登山」
「もっと行きたい!
 東京近郊ゆる登山」
「東京周辺お泊まりゆる登山」
「アルプスはじめました」
(以上 実業之日本社)
「女子のための!週末登山」
(大和書房)
「ゆる山歩き」(東京新聞)
「山歩きスタートブック」
(技術評論社)
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